コロナでオンライン学習が人気に!って本当? 各サービスの利用者増加率を調べてみた

2021年4月12日

2020年、新型コロナウイルス感染症が感染拡大。緊急事態宣言により、多くの学校が休校を余儀なくされました。
その中で、オンラインを用いた学習を開始する学校や家庭が増加した、オンライン学習が人気になったというニュースを見かけた人も多いのではないでしょうか。
お子様がいるご家庭では、実際になんらかのオンライン学習を開始した、という場合もあるかもしれません。

では、実際どんなサービスでどれくらい利用者は増えたのでしょうか?

各社のプレスリリースなどを元に、オンライン学習サービスの利用者がどれくらい増えたかを調査しました。

ネイティブキャンプ        

定額制オンライン英会話アプリネイティブキャンプは2019年9月には利用者数が全世界で30万人でしたが、2020年10月には60万人に達したと発表しました。

2019年以前も順調に推移していますが、1年間で2倍に増加しているのは大きな成長だと言えますね!

すらら・すららドリル

無学年方式で学習を進められる「すらら」と、AIが自動的に生徒に合わせた問題を出してくれる「すららドリル」。

こちら、2つ合わせての利用者数は2020年3月時点では7万人ほどでしたが、2020年6月時点で約11万人に達しました。

グラフからも、2020年に大きくユーザー数が伸びたことが伺えます。

なお、すららは2020年最初の緊急事態宣言時に自治体や公立学校など、約15万人にID無償提供を実施。その後、正式採用した自治体も複数いるとのことです。

Progate(プロゲート)

プログラミングをオンラインで学習できるサービスProgateは、2019年10月時点では全世界のユーザー数が100万人でしたが、2021年2月時点にはその2倍となる200万人に達しました。

Progateは無料で始められること、そして小学校や中学校でのプログラミング必修化という世の中の動きもあり、大きくユーザー数が増加したのではないでしょうか。

オンライン学習市場はこれからも盛況が続くのか?

新型コロナウイルスの影響でユーザー数が増えたサービスが多そうだ、ということが見えてきました。

しかし、このコロナ禍が落ち着いたあとも、オンライン学習は大人・子供の間で主流になっていくのでしょうか。

オンライン教育の市場規模は増加予想

Kenneth Researchという企業が発表した、オンライン教育市場の予測評価を提供する調査レポートによれば、世界のオンライン教育市場は2018年の1550.62億万米ドルから、2027年には4380.71億米ドルへ成長。
つまり10年で3倍にまで成長すると予想されています。(参考:Global Online Education Market Outlook │Kenneth Research)

アメリカや中国といった国では、オンライン学習サービスを提供する企業の上場が増加。また、大手教育会社がオンライン学習サービス事業者を買い取るなどの動きも増えてきています。

これまでは人材や学校などのインフラ不足から識字率などが低迷していた発展途上国でも、オンライン学習サービスを活用して学ぶ子供や大人たちが増加しています。

日本も同じくオンライン学習はこれからも増加する?

オンライン学習であれば、学校とは別に興味ある分野を学ぶことや、苦手分野はゆっくり、得意な分野はどんどん進める、といった形の学習スタイルが今よりも簡単になります。
一方で、自分から進んで学ぶという姿勢がこれまでよりも必要となってくるでしょう。

国際化が進む社会では、こういった自学自習スタイルを見つけた人たちと日本人も一緒に働いて行かなくてはなりません。

こういった背景から、日本でもオンライン学習やデジタル化といった世界の潮流と足並みを揃える流れは、コロナ禍が落ち着いても変わらない可能性が高いのではないでしょうか。

親世代はこういった学び方ではなかったことから、効果や金額に不安を覚える人もいるでしょう。
しかしオンライン学習は親から見ても、「親がすべて教えなくても自分で勉強してくれる」「学習塾への送り迎えが必要ない」などのメリットも大きいです。

無料から始められるサービスもありますので、興味があればまずはお試し利用から初めてみてはいかがでしょうか。

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