英語嫌い・苦手でもOK? 中学生の英語学習を効果的に行う方法

2021年5月19日

中学生になると、本格的な英語の授業がスタートしますね。
しかし、英語が苦手だと感じるようになるのも中学一年生が多いようです。

なぜ英語嫌いになってしまうのか、原因を紐解いてみたいと思います。また、英語嫌い・苦手という方にもおすすめのアプリやオンラインサービスをご紹介します。

この記事の目次

  1. 中学生の英語が苦手になってしまうパターンとは
    1. ①使う機会が無い69.6%
    2. ②文法がわからない66.1%
    3. ③単語が覚えられない54.2%
    4. ④英文を読み解くことが難しい50.4%
  2. 中学英語を効果的に学ぶ方法
    1. 体験を増やして興味を高める
    2. 動画・ゲーム・漫画も興味の窓口になる
    3. 動画を英語で見てみる
    4. 洋楽を意識して聞く
    5. とにかく単語を覚える
    6. 英語を効果的に勉強するためにおすすめのアプリ
      1. 豊富な単語カードで英単語と発音をサクサク学べる「MIKAN」
      2. 英単語スペルをゲーム感覚で覚える「HAMARU」
      3. 単語から文法まで。毎日続けたくなる仕組みがある「Duolingo」
  3. 英語を効果的に勉強するためにおすすめのオンラインサービス
    1. 学研のkimini
    2. QQイングリッシュ
    3. レアジョブ
  4. まとめ

中学生の英語が苦手になってしまうパターンとは

GMOリサーチが行った「英語に関する意識調査(2017年)」によると、未成年が英語を苦手と感じる理由に以下4つの項目が挙げられました。

①使う機会が無い69.6%

英語は授業以外で使わないことが多く、生活に必要な教科だと感じにくいようです。必要性を感じられないと学ぶ意欲が下がりやすくなってしまうかもしれません。

②文法がわからない66.1%

単語を会話にする、英語はその組み立て方が日本語と違います。文法の仕組みから理解して覚えなければなりませんよね。

③単語が覚えられない54.2%

英語は全ての単語を一から覚えなければなりません。

中学生になったばかりの一年生は、部活動や定期考査など小学校と違う生活に慣れることで精いっぱいです。そんな時、負担に感じる英語の勉強は後回しになってしまい苦手意識が抜けないまま過ごしてしまうのではないでしょうか。

④英文を読み解くことが難しい50.4%

英語は単語と文法を同時に覚えながらの授業が進みます。英文そのものを読むことが難しく感じることは当然だと言えるのではないでしょうか。

覚えることが多い英語は中学生が苦手意識を持ちやすい教科だと考えられます。

参考)https://gmo-research.jp/pressroom/survey/voluntary-survey-20170929

中学英語を効果的に学ぶ方法

わからないことだらけの英語の勉強はどのように進めていけば良いでしょうか。それぞれの原因に沿って考えてみました。

体験を増やして興味を高める

教室の中で見聞きする英語とは違い、生活に必要なツールとしての英語に触れると英語への意識が変わるかもしれません。
そのため、地域や学校主催の英語キャンプなどにぜひ参加してみましょう。英語を体験できる施設もよさそうです。

動画・ゲーム・漫画も興味の窓口になる

漫画や小説を読んでいると、「ソード」「アナザー」「ワールド」など英語の単語が出てきませんか? ぜひその単語の意味を調べてみましょう。
特にエンターテインメントで出てくる英単語は、歴史の出来事、外国の文化、著名な人物、地名など、そのまま教養になるような単語が多く出てきます。
英語圏の文化へ興味が沸くかもしれません。

動画を英語で見てみる

好きなアニメがあれば、英語字幕や英語音声で視聴してみましょう。小さいときによく見ていたアニメDVDがあれば、それを英語音声で聞いてみると新しい発見があります。

日本語で慣れ親しんだストーリーなら英語が聞き取れなくても意味は理解できます。英語だとこんな表現になるんだ、という発見があるかもしれません。言語が変わると同じ意味でも文章の長さが極端に変わることもあります。
飽きるほど見たアニメでも、英語を習いだした今ならではの楽しみ方ができるのではないでしょうか。

洋楽を意識して聞く

英語の歌を英語で歌えたらカッコいいですよね。洋楽をただ音楽として楽しむのも良いのですが、せっかくなら歌詞を見ながら英語そのものを聞き取ることにチャレンジしてみましょう。自分で歌おう、という意識で聞くと自然と発音に注意が行くはずです。

思い切って和訳に挑戦しても良いですね。とはいえ意味がわからなくても、耳と口が英語に慣れるだけでも苦手意識を減らす効果はあるでしょう。

とにかく単語を覚える

単語も文法も発音もわからない…。と、わからないことだらけで苦手意識が強くなっていないでしょうか。
ひとつでもわかることを増やす為に、身近な単語から覚えてみましょう。普段目にするものを英語変換する癖をつけてはいかがでしょうか。単語はアプリを使うとゲーム感覚で覚えることができます。

英語を効果的に勉強するためにおすすめのアプリ

英語アプリは沢山ありますが、今回は英語が苦手だと感じている中学生におすすめの英語アプリを3つ選びました。
アプリは机に向かう勉強がしたくないときの気分転換にもなります。どれもゲーム感覚でプレイできますが、続けることで効果を高めることができるでしょう。

豊富な単語カードで英単語と発音をサクサク学べる「MIKAN」

学びたいレベルに合わせて単語帳を選び、繰り返しテストしていくことで英単語を覚えるアプリです。シンプルな操作だからこそ、気軽に取り組むことができます。カードをめくるスピードや答える時間を設定で変えられるので、自分のレベルに合わせた単語チェックができます。

覚えたはずだけど間違えた、という単語をまとめてテストすることができるので効果的に単語を覚えることができます。さらに、マイ単語帳も作成可能!

mikanは教科書や単語帳を選んで学習するのですが、有料プランでしか使えない単語帳もあります。まずは無料プランでやってみて、このアプリで単語学習を続けたいと思ったら有料プランで活用しても良いでしょう。18歳以下だと月額480円で利用できます。

多くの英単語を覚えられる便利なアプリですが、スペルの確認を行う操作がありません。そこで、英単語のスペルを覚えたい場合は次のアプリがおすすめです。

英単語スペルをゲーム感覚で覚える「HAMARU」

日本語→英単語に入力するゲームです。上から落ちてくる単語が画面の下にくるまでに、スペルを入力して消していきます。このアプリは単語を紙に書かなくても英単語のスペルを覚えることができます。

無料でも十分使えるのですが、有料プラン(月額980円)では、広告非表示以外にもオフラインでもプレイが可能、復習ステージが無制限で利用できるようになります。

こちらのアプリは画面の色や演出、音楽などをゲームの環境を細かく自分好みにカスタマイズできるという特徴があります。ヒント表示の有無まで選べるので、プレイする前に設定画面を開くことをおすすめします。
アカウント設定不要で、インストールしたらすぐ使える気軽さもポイントです。

華やかな映像演出が楽しいのですが、バッテリーの消費が気になることも。その場合は設定を開き、映像演出を「普通」から「控えめ」「シンプル」に変更しましょう。

単語から文法まで。毎日続けたくなる仕組みがある「Duolingo」

最初にテストを行い、自分のレベルにあった問題を出してくれます。
イラストを見て単語を選ぶ、といったものから文章を組み立てる、実際に発音してみる、などこれ一つで色んな英語勉強ができます。テストのあとはアドバイスを見ると、詳しい解説を読むことができます。

さらにアカウント設定を行うと、ランキングに参加し友達と競い合うことも。1人だとやる気が出ない、という場合はランキングから参加してみると良いかもしれません。

広告を無くせる有料プランは一ヵ月単位だと※約1400円(12.99USドル)12か月まとめ払いで一か月763円(6.99USドル)です。※2021年3月9日時点

毎日使っていて、広告を無くしてもっと使いこなしたい!という場合は有料プランを考えてもよいでしょう。支払う期間によって月額がかわるのでそこは注意が必要です。

英語を効果的に勉強するためにおすすめのオンラインサービス

やっぱり英語は誰かに直接教えてもらいたい、という時に便利なのが英会話のオンラインサービスです。オンラインの英会話サービスは沢山あるのですが

  1. 中学生向けのコースがある
  2. 学校へ導入されている信頼性の高いオンラインサービスである

この条件で選んだ英会話オンラインサービスを今回3つご紹介します。

学研のkimini

Kiminiは学習教材でおなじみの学研が運営しているオンライン英会話サービスです。様々なコースが準備されていますが、中学生向けには学習指導要領に沿ったコース内容となっています。

学校で習う文法を使って、英語の4技能をバランスよく伸ばすという内容です。授業で学んだ文法を英会話に活用するので、学校の授業の理解度も深まりそうですね。

学習は一年生で全45回となっており、学ぶペースはこのようになっています。

週2回受講約5.5ヶ月
週4回受講約2.5ヶ月
毎日受講約1.5ヶ月
授業は一回25分、月額5,480円(税別)です。

5級から2級の英検対策のコースもあります。学校で習う内容に沿って英語を学びたい方に良さそうです。

QQイングリッシュ

QQイングリッシュは英語脳を鍛えられる、というカランメソッドを取り入れています。中学生用コースというものはありませんが、未就学児から15歳までのキッズコースがあります。入会時の無料レッスンでカリキュラムのどこからスタートするか相談できます。

QQイングリッシュのキッズコースは月4回で一回25分、月額1,980円(税抜き)となっています。学習指導要領外の英語も学ぶので、学校の授業に沿ってというよりは日常的に使える話せる英語を身に着ける為の英会話教室、とった印象です。

学校での授業に全くついていけない、もっと基本的なことから教えてほしい、という方はQQイングリッシュのキッズコースで自分の理解度からスタートすると苦手意識がなくなるかもしれません。

レッスンの日時は固定ではなく、一回のレッスンが終わってから次のレッスン日をスマホやタブレットで予約するシステムです。

レアジョブ

英語が話せるようになるまでに、およそ3,000時間必要だと言われています。中学、高校で英語に触れる時間はおよそ1000時間なので残り2,000時間を自分で学ばなければなりません。そこでレアジョブは毎日レッスンが受けられるような仕組みになっています。

隙間時間に英語を学べるよう、朝6時から深夜1時までの時間で予約を入れることができます。キャンセルは30分前まで予約は5分前からOKなので、これなら毎日レッスンを目指せるのではないでしょうか。

中学高校生は一回25分のレッスンを毎日行うコースで月9,800円(税別)。レッスンは毎日受けることを推奨していますが、週3回からスタートして慣れていくのも良いでしょう。

英検3級から2級までの英検二次試験面接対策レッスンも準備されています。

まとめ

中学生は環境の変化と、勉強の難しさでとても忙しい時期ですよね。

中学生になって、英語が苦手だなと感じたら、まずは、わかること、興味を増やすことに注力してみてください。これで英語への苦手意識が薄まっていくでしょう。

紹介したアプリやサービスも、これならできそう、やってみたいと思ったものがあれば、まずは無料利用・無料体験から初めてみてくださいね。

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